1960年(昭和35年)~ 1969年(昭和44年)– category –
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【特集記事】フェアレディ血統録|DC-3からZまで、日本スポーツカーの原点と進化
はじめに|“フェアレディ”とは何だったのか? 1952年、まだ国民の多くが軽自動車すら見たことのない時代に、たった50台だけ作られたスポーツカーが存在した。それがダットサン・スポーツ DC-3。この“前日譚”から始まり、「フェアレディ」という名が日本の... -
【アーカイブ】ホンダ S500 AS280 (1964年)
第1章|モデル概要と開発背景 ホンダ S500は、1963年から1964年にかけて発売されたホンダ初の4輪量産スポーツカーである。正式な型式はAS280型。この車両こそが、バイクメーカーだったホンダが4輪車市場へ本格参入した記念すべき第一号モデルである。 開発... -
特集記事|ホンダ S500(1964年式・AS280型)|ホンダ初のスポーツカーが切り拓いた挑戦の道
第1章|“クルマ屋”の一台目は、夢で始まった 1964年――日本の自動車業界がまだ「メーカー間の模索期」にあった頃。一台の軽量スポーツカーが、まるで若き技術者の情熱をそのまま形にしたように現れた。 それが、ホンダ S500である。型式はAS280。ホンダが“2... -
【特集記事】グロリア・スーパー6|G7型エンジンと高性能セダンの夜明け
第1章|はじめに|高級車の新たな系譜、グロリア・スーパー6の衝撃 1963年6月。 日本のモータリゼーションが本格化するなか、ひとつの“国産セダン”が歴史に爪痕を刻む。 それが、プリンス・グロリア・スーパー6(S40D-1型)だ。 このモデルの登... -
【アーカイブ】プリンス・グロリア スーパー6 S41型 |(1964年)
1. はじめに|プリンスの高級車戦略 1960年代前半、日本の自動車産業は急速に成長し始めていた──そんな中で、プリンス自動車が誇りをかけて送り出したのが「グロリア」だった。この車は単なるスカイラインの上級版ではなく、プリンス独自の“高級サルーン”... -
【アーカイブ】トヨタ・スポーツ800 UP15型|(1965年)
1. はじめに|軽さで切り拓いたスポーツの道 トヨタ・スポーツ800は、1965年に登場した日本初の量産ライトウェイトスポーツカーです。「ヨタハチ」という愛称で親しまれ、普通の人でも手の届く本格的スポーツカーとして多くのファンを魅了しました。 2. ス... -
【アーカイブ】トヨタ 2000GT MF10型 – 前期型 – (1967年)
📘 第1章|モデル概要と開発背景 1967年、東京モーターショーで鮮烈なデビューを飾ったトヨタ2000GTは、“日本初のスーパーカー”とも称される名車だ。開発はトヨタとヤマハの共同によって行われ、このMF10型・前期型こそが、そのファーストロット=... -
【特集記事】ヨタハチの挑戦|トヨタ・スポーツ800と“軽さ”の美学
第1章|はじめに|トヨタ・スポーツ800とは何か? 1960年代、日本の自動車産業はまだ発展途上にあり、国民車構想や経済車の生産が中心だった──そんな時代に、トヨタが放った一台の小さなスポーツカーがあった。 その名はトヨタ・スポーツ800。日本では親し... -
【特集記事】トヨタ2000GTのデザイン美と伝説|世界が驚いた日本車の挑戦
1. はじめに|なぜ2000GTは伝説なのか? 1960年代、日本の車はまだ「安くて実用的」というイメージが強かった時代──。 そんな常識を、1台のクルマが覆しました。世界中のカーマニアをうならせ、名だたる欧州GTカーと並び称された“日本初のスーパーカー”。...
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